特許出願や知財戦略の策定を通して
ARグラスなどの技術を守り、
発展をサポート

特許・知的財産

理工学部 応用物理学科
2023年度入社 / 八幡テクニカル
センター勤務

Satoshi Matsumoto

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REASON

転職先として当社を選んだ理由は、光デバイスの開発経験を活かして活躍できると考えたからです。前職では、光デバイスの開発に携わっていました。その後、知的財産部に異動し、スマホ向けの通信技術に関する特許出願を担当。在籍中に弁理士の資格も取得しました。しかし、通信技術の開発経験がなかったため、特許出願業務を進めるうえで、発明者に頼らざるを得ないことが多かったんです。そんななか、光技術を強化している当社であれば、主体的に特許出願に携わり、特許ポートフォリオの強化にも取り組めると考え、入社を決めました。

MY

WORK

発明者や特許事務所と協力し、ARグラスに代表される光関連技術の特許出願の検討や出願明細書作成のサポートを担当。日本や米国等の特許出願に携わり、海外の発明者とやりとりを行うこともあります。達成感を感じる瞬間は、重要な特許を適切なタイミングで出願できたとき。常に最先端技術に触れられることも、モチベーションにつながっています。また、当社の競争力を高めるため、知的財産の観点から研究開発に関する戦略を提案することも私の役目。そのため、競合他社の技術についてのリサーチも欠かすことができません。

TDK

CHALLENGE

現在、開発部門の知的財産に関する知識を高める取り組みを進めています。開発部門には知財推進委員が1名いたのですが、光技術に関する特許出願件数が増加し、技術範囲も広がってきたため、開発テーマごとに知財推進委員を3名に増員してもらいました。そして、毎週1回、知財推進委員のメンバーに対して、知的財産法について教育を実施。現場の第一線で活躍している開発者が知的財産法について正確な知識を身につけることで、特許出願のスピードがさらに加速し、当社の競争優位性を一層高めることができると考えています。

GOAL

会社にとって、特許などの知的財産は市場での競争力を高め、優位性を確保するための重要な資産です。私の所属先の部署名は「技術・知財本部」なのですが、他社と違って技術と知財を同列に扱っていることに驚きました。技術と同じくらい、知的財産を重要視している当社の姿勢が表れていると感じています。だからこそ、社員の知的財産に関する知識を底上げすることが今後の目標。全社的に知的財産に対する意識を高めることは、革新的な製品やソリューションを戦略的に開発し、市場における当社の競争力の強化につながるでしょう。

CAREER PATH
  • 1 年目

    【入社時】
    知的財産センターの知財第2開発部に配属。ARグラスの知財担当となり、発明者や特許事務所と協力して特許出願を行うほか、光技術に関する知財戦略の策定を任されました。

  • 1 年目

    【4ヶ月目】
    技術・知財本部の本部長を前に、特許ポートフォリオについて報告を行いました。入社まもない自分の報告に対して、真剣に耳を傾けてもらえてうれしかったのを覚えています。

  • 2 年目

    担当部門の技術責任者にお願いして、開発部門の知財推進委員を1名から3名に増員してもらいました。そして週1回、私が講師となって知的財産法についての教育をスタート。

DAY SCHEDULE
  • 8:30

    メールのチェックや特許事務所から送付される拒絶応答書類、明細書の初稿を確認し、発明者へ連絡。

  • 10:00

    発明についてアイデア相談や特許事務所との明細書作成の面談、外国に出願する英文明細書の確認を行います。

  • 13:00

    知財戦略策定のために、現状の特許ポートフォリオの更新や競合の動向確認のための特許調査を実施。

  • 14:00

    特許出願のうち、審査が進んでいる案件について、特許庁からの拒絶理由通知や登録査定への対応を検討します。

  • 15:00

    開発部門の知財推進委員などとの定例会議に参加。その後、定時にあがることもあれば少し残業することも。

OFF-TIME

高2・中2・小6と、3人いる子どもたちの塾や習い事の送迎を行うほか、妻と分担しながら家事をして過ごしています。ちなみに、先日、付記弁理士の試験に合格したのですが、それまでの休日は試験勉強に打ち込んでいました。