
仕事と学びを両立させ、
世の中にないものを具現化
- 材料開発
-
Hiroshi Sato 佐藤 洋 ※2020年取材当時の内容です。

REASON 私がTDKを選んだ理由
大学院を経て、新卒で10数名規模の小さなベンチャー企業に就職。従来の電池よりも小型で安全性が高く、実装がしやすい、画期的な「積層セラミックス型全固体電池」の研究・開発に携わっていました。その後、ベンチャー企業のM&Aに伴いTDKに中途入社。当社は、この画期的な全固体電池開発に必要な積層技術ならびにリソースを十二分に保有し、自社で開発のみならず製造・販売まで可能な大企業でした。
MY

WORK 私の仕事
入社後は、前職時代に固めたコンセプトをもとに、他社に先駆けて「積層セラミックス型全固体電池」のプロセス開発に携わり、プロトタイプの試作に成功。その後、プロジェクトの一員として、オーストリアの製造工場に出向し、世界でいち早く表面実装可能な「積層セラミックス型全固体電池」の量産化を実現させることができました。自分が思い描いたものを具現化でき、量産化を通して会社や社会に貢献できるのがやりがい。現在は、さらに世に広めるために、この次世代電池をブラッシュアップしているところです。
TDK

ATTRACTIVE 私が感じる会社の魅力
社員に対して、惜しみなく学びの機会を与えてくれるところです。私は社会人ドクターとして、入社1年目から働きながら大学院に通っていました。数ヵ月に一度、1週間単位で働きながら大学院に通うことができたほか、周囲からも論文執筆などに集中するための休暇取得を勧奨いただけたことで、仕事との両立がしやすかったです。また、共同研究を行っていた教授のアドバイスは、自分の視点を広げるための大きなヒントになりました。情熱あふれる学生たちと一緒に実験を行うことで、モチベーションもアップ。大学院での経験は、世の中にないモノを生み出すという私の仕事において、貴重な糧になりました。
- CAREER PATH これまでのキャリア
-
-
- 1 年目
-
セラミックコンデンサー事業部新潟分室で、全固体電池の材料・プロセスを開発。同時に厚膜積層型電子素子に関する研究を行い、秋田大学大学院博士後期課程を修了。
-
- 4 年目
-
八幡テクニカルセンターの技術・知財本部に異動し、引き続き全固体電池の材料・プロセス開発に従事。高積層品の試作に成功し、担当しているテーマの進展に貢献しました。
-
- 7 年目
-
オーストリア・ドイチュランツベルク工場のPPDBGに異動。全固体電池「CeraCharge」の量産立ち上げに従事しました。これにより、「Richard M Fulrath賞」を受賞しています。
-
- 15 年目
-
成田工場の技術・知財本部に異動し、エネルギーユニット開発部第二開発室長を任されています。現在は、次世代の全固体電池である「CeraCharge Gen2」の開発を担当。
-
- DAY SCHEDULE 1日の流れ
-
-
- 7:00
-
出勤準備。テレビで最新のニュースをチェックしながら、身支度を調えて会社へ向かいます。
-
- 9:00
-
メールをチェック後、ミーティングでプロジェクトの進捗を確認。その後、重要なタスクから進めていきます。
-
- 13:00
-
チームメンバーとランチを楽しんだ後は、午後の業務 へ。お客さまとの打ち合わせや資料作成に従事。
-
- 17:30
-
デスクワークが一段落ついたら、その日の業務を振り返りながら、翌日のタスクを整理します。
-
-
OFF-TIME オフタイムの過ごし方
-
家族と公園で遊んだり、ショッピングに出かけたりしています。最近飼い始めた犬と一緒に散歩やジョギングをし、汗をかいてリフレッシュするのも休日の楽しみです。