歴史みらい館の取り組みOUR ACTIVITIES
TDK歴史みらい館では、教育、環境、スポーツの3つを軸に、
地域とつながる活動を行っています。
教育・子育て
地域の教育機関と一緒に理系教育に取り組み、未来を担う若い力を応援しています。
Pepperを使ったプログラミング教室
TDK歴史みらい館では、教育現場で加速する「プログラミング教育」のお役に立てればと、Pepperを使ったプログラミング教室を2017年度より開催しています。毎年9月から翌年3月の間、地域の高校生を対象に、月に2~3回、1回約90分のワークショップを行っています。
生徒への課題は「プログラミングソフトを活用して、人型ロボットPepperを動作させるオリジナルアプリを制作する」ことです。この課題を通じて、プログラミング言語を知らなくてもPepperを動かすためのプログラミング(初級~中級)を学べます。さらに生徒たちが自らテーマを設定し、チーム毎に制作したアプリの発表会も行います。これにより、生徒たちがチームワークを養いながら、Pepperの『感情を持った人型のロボット』という特徴を生かしたアプリをどのようにつくるのか、総合的に考える力を身につけることを目的としています。
おかげ様で毎年好評で、参加した生徒の皆さんからは「Pepperが動作しない場合、自分たちで問題点を調べて理解度が向上した」「自分たちがプログラムしたPepperを自由に動かせて楽しかった」などといった声を頂いております。


出前授業
TDKは、創業の原点である“磁性”をコンセプトに、2016年に「TDK歴史館」を「TDK歴史みらい館」へ、リニューアルオープンしました。そこで、にかほ市中学校(仁賀保・金浦・象潟)の生徒を対象に、中学2年生で学習する「電気と磁気」の学習前後に理解を高めてほしいという目的で、出前授業の活動を展開しています。
出前授業では、電磁誘導について学べる「イヤホン制作」を行います。電磁誘導とは、磁束の変化によって導体に電位差(電圧)が発生する現象で、電気と磁気の基礎知識です。生徒たちはまず、ボビンコイルといわれる、電線を巻いてコイルに使用する円形の筒をつくります。そして、このボビンコイルでLED電球を光らすことにより、電磁誘導を体験します。続いて、このボビンコイルにネオジム磁石を貼り付けてイヤホンを製作し、デジタルオーディオとつないで音楽を聴きます。最後に身近な電化製品を例題に挙げて、簡単な電磁誘導理論を学習するという流れです。
参加した生徒の皆さんからは「電磁誘導は意外な所に使われていることを知った」「電磁誘導という言葉を聞いたら、今日の実験を思い出したい」「理科は苦手な科目だったけど、これからは興味を持ちたい」といった声を頂いております。


これからもTDK歴史みらい館は、プログラミング教室や出前授業を通じて、若年層の科学力向上に貢献していきます。
特別展示・体験イベント

最新技術を体験できる特別展示や、小学生のお子さまを対象とし、電子工学の基礎を楽しみながら学べるエレクトロニクス体験教室を開催しています。

環境・文化
環境に配慮した水力発電を使用し運営しています。
また、にかほの観光拠点として、地域とつながる活動を行っています。
秋田県産クリーン電力100%で稼働中
歴史みらい館で使用している電力は、県内13か所の水力発電所から供給されます。一般家庭の約60軒分※の電力を使用しており、そのすべてが水力で発電されたCO2フリー※のクリーンエネルギーです。

- ※TDK歴史みらい館 年間電力量 約27万kWh、一般家庭(4人家族)の電力量を、4,800kWh/年程度と想定し270,000kWh/4,800kWh≒57(軒分)
- ※CO2フリー:発電においてCO2排出をともなわないこと
地元の自然 × テクノロジー
2019年〜2021年まで、鳥海山の5合目から歴史みらい館までをハンググライダーで飛行するような体験ができるVR体験展示を実施しました。
実際の飛行映像と最新のVRテクノロジーを駆使して、地元の自然をいつもと違う視点から体験していただきました。

にかほをめぐるスタンプラリー

地域のミュージアムをめぐるスタンプラリーなど、観光拠点として地域とつながる取り組みを実施しています。
スポーツ
地域のスポーツチームを応援しています。また、TDKの硬式野球部は秋田を拠点に活動しています。


TDKは、Bリーグ秋田ノーザンハピネッツおよび、2010年よりTDKサッカー部から移行された J2ブラウブリッツ秋田のスポンサーとして、地元のスポーツチームを応援しています。

TDKの硬式野球部は秋田を拠点に活動しています。当館の館長も野球部出身です。他にもOBが歴史みらい館のスタッフとして働いています。