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秋田県にかほ市・由利本荘市・秋田市の中学校で開催「2023年度理科出前授業」レポート

2024年1月~2月


「2023年度理科出前授業」を秋田県にかほ市・由利本荘市・秋田市の中学校で開催

「2023年度理科出前授業」を秋田県にかほ市・由利本荘市・秋田市の中学校で開催

TDK歴史みらい館は、2024年1月から2月にかけての5日間、にかほ市 仁賀保中学校、金浦中学校、象潟中学校、由利本荘市 岩城中学校、秋田市 秋田南高校中等部へ「2023年度理科出前授業」へ行ってきました。
まもなく電磁誘導の学習をする中学2年生を対象に、電磁誘導を使った体験学習としてイヤホンの制作をしました。

銅線をぐるぐる巻いてコイルを作ろう

最初にボビンコイルを作り電磁誘導の体験をします。プラスチック製のボビンに2メートルの銅線をぐるぐる巻いてボビンコイルを作り、銅線の先端を電気が流れやすくするために紙やすりでこすっていきます。

生徒たちは普段体験することのない作業に、自分のやり方で、一生懸命に取り組んでいました。ボビンコイルを使ってLEDを光らせ、電磁誘導の体験ができました。

いろいろなイヤホンで聞こえ方の違いを体感

次にボビンコイルの真ん中にネオジム磁石を入れてイヤホンに変身させます。
自分で作ったイヤホンから音楽が聞こえると、「すごい!本当に聞こえる!」「どうして?」「おもしろい!」とそれぞれ楽しんでいました。ネオジム磁石の数を増やしたり、もっと振動板の大きい電球型のイヤホンで聞いてみたり、いろいろなイヤホンで音楽を聞いてみて聞こえ方の違いが体感できたようです。「磁石が1個の時はこもって聞こえたけど、2個になるとクリアに聞こえた」と感じた生徒もいました。

イヤホンの仕組みが知れて楽しかった!

最後にイヤホンの原理について学びました。私たちの生活の中で使われている電磁誘導の例もいくつか紹介し、クイズを交えて一緒に考えてみました。
生徒からは、「これが電磁誘導だと実感を持つことができました。」「電磁誘導が他にどんなところに使われているのか探して共通点などを見つけられたらいいなと思った。」「普段よく使っているイヤホンの仕組みが知れて楽しかった。もっと知りたいと思った。」といった感想や、「理科が好きなので、TDK歴史みらい館に行ってもっといろいろなことを学びたい。」という嬉しい声もいただきました。
引き続き理科や科学がおもしろいと興味を持ってもらえるような出前授業を続けていきたいと思います。

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