

#15なぞとき科学実験!
指輪はどうして消えたの?
12月といえば、クリスマス!
イベントに向けておしゃれをしようと、パパからもらったガラスの指輪をはめようとしたら…
なんとキッチンでなくなった!?
てれみんママのピンチを、博士と助手が科学の力で救えるのか!?
指輪を見つけるカギは、<光の屈折>にあった…!
登場人物

大変!なんとしてでも指輪を見つけだしたい てれみんママ。
こっそり博士に協力してもらうことにしました。

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またまたこんにちは!てれみんファミリーの友達の「はかせ」です!好きなことは実験です!
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と、その助手です!
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さあて、今日はどんな実験をしようかな…と、あれ?
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はかせ!てれみんさん家のてれ公が、手紙をくわえてもってきましたよ
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ふむふむ…なに!? 「科学の力をつかって、失くした指輪を探して」だと!?
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どうやらその指輪は、ガラスでできているようですね。
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失くした場所は、キッチンか…。 むむ!これは、科学のにおいがプンプンするぞ!
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科学のにおい?それってどういうことですか?
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よし!実験をしながら、てれみんママの指輪のありかを突き止めよう!
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キッチンにあったものを検証してみよう
てれみんママのキッチンにあったのは、3つ。
調味料(塩)入れ、水を張ったボウル、油の入ったポット。
博士と助手は、まずそれぞれにガラスを入れてみることにした。ガラスが消えた!
なんと3つのうち、1つだけガラスを入れた時に消える物質があった!
どうして、ガラスは消えたのだろう?
これには 光の屈折(くっせつ) が関係しているようだ。
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はかせ、それなら私小学生のときに1度やったことがあります!とっても痛かったです‥
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君、それは骨折だろう。 屈折とは、光が違う物質に進むとき、その境目で折れ曲がる現象のことだよ。
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実験してみよう!
光が曲がる・・・?
次に博士たちがはじめたのは、光の屈折の実験。
何やら水槽に水をためて、レーザーポインタを用意してるみたい。
光はまっすぐ進むものだけれど…、本当に折れ曲がったりするのでしょうか。
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はかせ、本当にきれいに曲がっちゃいましたね!
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そうだろう、そうだろう(えっへん!)
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でも、これとさっきのガラスが消えた現象は、どう関係しているんですか?
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うむ、それはな・・・
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ものが見えるのは、反射のおかげ?
そもそも、私たちが物が見えているのは、光が反射しているから。
空気は私たちの周りにあるのに、目に見えないのは、
光が空気に反射せずにまっすぐ進んでしまうからなんだ。光が反射している
= 見える反射せずに光がまっすぐ進む
= 見えない先ほどの実験で、光は違う物質に当たった時に屈折する。
これを屈折率というよ。
実は、その屈折する度合いは、物によって違うんだ。
でも、実は ガラスと油の屈折率はほぼ同じ!
そうなると、どんなことが起きるかというと・・・光が反射せずにまっすぐ進んでしまう!
すると、ガラスはそこにあるのに見えなくなってしまう。
つまり、消えたようになってしまうという現象が起きるんだ。
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なるほど!ということは、てれみんママのガラスの指輪は・・・
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そうだ!油のポットの中だ!
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さっそく、てれみんママに知らせましょう!
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スペシャル実験! 光の仕組みをつかうと見え方が変わる?
さて、光の仕組みの面白さに気づいた二人。
実験は、まだまだ続きます。① 黄色のペンで、メッセージ
たとえば、光の色をかえると、書いたものの色の見え方は変わるかな?
まずは、黄色のペンで文字を書いてみよう。ここに、普通の白い光をあてると、ちゃんと見える。
だけど、赤の光を当ててみると、どうなる?
答え:消える。(消えたように見える)
ちなみに青い光では‥‥、ちゃんと見える!
① 色んな光の色を混ぜてみると?
今度は、赤の光 ・ 緑の光 ・ 青の光 をまぜてみよう。
3つの色をまぜてみると、光は何色になるかな?
答え:白い光になった
赤・緑・青の光の3原色を混ぜると光は白くなるんだね。
さらにそこに、影を作ってみたら影はどうなる?
答え:いろんな色の影ができた。
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ママの指輪が見つかって、良かった良かった。
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光だけではなくて、色の実験もおもしろかったですね!
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そうだね。光を使うと、見えるものを消したり、消えたものが見えたりする。 人の気持ちも、見られたら良いのになぁ…(遠い目)
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はかせ! 戻ってきてください~~!
考えてみよう
他にも消える組み合わせが?
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今回実験はしていないけれど、他にも組み合わせると【消えたように見える】ものがあるよ。
- ① サラダ油 + サランラップ
- ② 水 + 消臭ビーズ
- ③ 飽和砂糖水 + ガラス玉
お家でやってみよう!
※消えて見える度合いは、それぞれ違います。