

#08ミクロの世界では なにが起きてるの?
<原子・分子のおはなし>
前回のお話で「溶ける」がどんなことかわかったてれみん。
ただ、実際に水の中でどんなことが起きているかはまだ想像がつかない様子。
そこで、パパが作った「10分だけ小さくなれる薬」で
かなみんとミクロの世界に探検にいくことになったようです。
登場人物

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てれみん、小さくなって、 ミクロの世界を見てどうだったかい?
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ミクロの世界には 色んな「原子さん」がいたよ。 目には見えないけど、水の中には たくさんの原子さんがいるんだね。
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そうだね。 実は水の中だけではなく、 世界のすべてのものは、原子さんでできているんだ。
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そうなんだ! 原子さんについて もっとくわしく知りたいな。
キホンのキ
原子=ものを作っている
1番小さな粒
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例えば、クッキー。
クッキーを砕いてみると割れるよね。
それをこれ以上細かくできないという所まで
小さくした1番小さな粒=原子なんだ。 -
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目に見えないものも含めて、 全てのものは粒(原子)でできているんだよ。
分子=原子が集まって
性質を持つようになった固まり
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原子は寂しがり屋で、一人ではいられない
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他の原子とくっついたり、離れたりするのが好き。
この仲間のことを分子と呼ぶ。
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では水の中ではどんな事が起こっていたのかな?
水の世界の様子を
見てみよう!
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例えば、砂糖水の場合
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砂糖の分子の集まりに、
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水の分子の集まりが寄ってきて…
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すぐに仲良くなって旅立っていく。
なぜ砂糖は、
まんべんなく溶けるの?
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砂糖は水と仲が良くて似た者同士。
お互いがなじみやすい分子のため、
水全体に砂糖の分子がなじんで、
あちこちに混ざりこむことができる。
だから砂糖は水の上の方でも
下の方でも均等に混ざりこむことができて、
粒が沈むことがないんだよ。 -
2クラス分の生徒たちがいるイメージ
1クラスはみんなで手を繋いでいる
=砂糖分子
もう1クラスは自由に遊びまわっている
=水分子水の中では、水分子の中を、
溶けたものの分子が同じようにウロウロ
動き回っているよ。
もっと知りたい!<原子>ドルトン編
考えてみよう
原子・分子の水の中の動きは、
温度でも違いがある?
「冷たい水」と「お湯」との違いを
見てみよう!
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冷たい水の中では みんなが手を繋いでいる状態
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熱いお湯の中では
みんなが自由に動き回っている状態私たちが普段目に見えない 水の中の世界では色々な動きがあるんだね。
今回は砂糖水の場合を見たけど、食塩水は少し違う動きがあるみたい。
次回くわしく見てみよう!