働く環境

活躍する女性管理職

井原 理恵 評価・解析部門 センター長

Q1.入社してから現在まで、ターニングポイントとなったのは?

工場の素材解析部門に所属していたときのこと。その工場にある事業部門の開発・製造に関わる分析を行っていたのですが、当時は、分析の依頼を受動的に行うという仕事の進め方でした。各部門からの依頼内容は従来の分析内容に留まり、依頼が少しずつ減る中で、部門存続の危機に直面することになってしまったのです。
そこで、当時の上司やメンバーと話し合い、他の地区にある事業部門への仕事展開を図ることにしました。私たちの部門で、それまで培ってきたコア技術として、有機・無機の複合材料解析技術があり、この技術は広くTDK製品に適用できるものでしたので、自分たちで、他工場に足を運び、技術の売り込みと、開発・製造部門での問題点の吸い上げを行いました。その結果、TDKの有力製品のコア技術に我々の解析技術が大いに活用されるようになり、開発の促進と部門の存在価値を高めることが出来たのです。

Q2.その経験から学んだこと、得たものは何ですか。

仕事は自ら取ってくるものだということ、現場に出かけて相手から直接、状況や問題点を聞いて、問題点の根本原因を探り、解決へ導くことが我々の仕事であるということを学びましたね。また、どんな厳しい状況であっても、同じ志で共に戦ってくれるメンバーがいることは何事にも代えがたいことです。

Q3.チームの役割・ミッションとは?

私たちの仕事は、新材料・新製品開発の過程で発生する技術的な問題の根本解決のために、開発・製造側と話し合いながら、分析により真の原因を探り、防止策を提案すること。これら一連の流れをソリューションと呼び、このソリューションの創出が、私たちのミッションです。
ソリューションの創出は難しく、材料・開発・製造・分析についての広範な知識と経験、突き詰めて考える力が必要ですね。

Q4.部門、チームをまとめていく上で、大切にしていることは?

重要なのは、自分の意思を明確に伝えることと、自分がチャレンジしようとしている姿勢を見せることだと思います。部門のメンバーには、常に難しいことを要求していますから、私だけ涼しい顔をしたマネージャーにはなれません。マネジメントに加え、私自身、技術課題を持って、エンジニアとして上を目指しながら、両方の仕事に日々格闘しています。
私の姿を見て、部門のメンバーが、自分もがんばろうと思ってくれたらうれしいですね。

「ローマ人の物語」からは、リーダーとしてのあり方を学びました。主人公であるローマのリーダー達の考え方や判断が自分の中に浸透して、私の判断能力の一部分を形成していったように思います。


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